問診・カウンセリング

カウンセリングでのNG行動と注意点

カウンセリングは患者さんとの信頼関係を築く上で非常に重要ですが、間違ったアプローチが逆効果になることもあります。整骨院やパーソナルジムでのカウンセリングにおいて避けるべきNG行動とその注意点について詳しく解説します。

1. プライベートな質問を避ける

カウンセリングの際には、患者さんのプライバシーに配慮することが重要です。特に初診時にプライベートすぎる質問をすることは避けるべきです。患者さんは体の問題を解決するために来院していますので、無関係な個人的な質問は避け、症状や体の状態に関する具体的な話題に集中しましょう。過度なプライベートな質問は、患者さんに不快感を与えるだけでなく、信頼関係の構築を妨げる可能性があります。

2. 関係の距離感を保つ

患者さんとの適切な距離感を保つことは非常に重要です。仲良くなることは良いことですが、あまりにも親しくなり過ぎると、専門家としての権威が損なわれることがあります。また、タメ口やフランクすぎる言葉遣いは避け、常に敬語を使い、尊敬と礼儀を忘れないようにしましょう。信頼される専門家として、常にプロフェッショナルな態度を保つことが求められます。

3. 個人的な付き合いを控える

患者さんとの個人的な付き合いも慎重になるべきです。例えば、食事に誘ったり、プライベートでの活動に誘うことは、専門家としての関係を曖昧にしてしまい、治療への影響を及ぼす可能性があります。患者さんとはあくまで専門的な関係を維持し、個人的な関係には注意が必要です。

4. 患者の話を丁寧に聞く

患者さんの話を丁寧に聞き、適切に反応することがカウンセリングの基本です。患者さんが話しやすい環境を整え、真摯に耳を傾けることで、患者さんは自らの悩みや問題を開示しやすくなります。その結果、より正確な診断と効果的な治療計画の提案が可能になります。

5. 継続的な信頼関係の構築

初診のカウンセリングだけでなく、継続的な治療を通じて患者さんとの信頼関係を深めることが重要です。常に患者さんの立場に立ち、そのニーズに応えることで、長期的な信頼関係を築くことができます。

これらのポイントを意識することで、整骨院やパーソナルジムでのカウンセリングがより効果的になり、患者さんからの信頼を得ることができます。専門家としての自己を常に磨き、患者さんにとって最高の治療提供者であるよう努めましょう。

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長島康之

長島康之

健康であれば、何でもできる。

長島康之 (ナガシマヤスユキ):柔道整復師(国家資格)。 株式会社nicori代表取締役(nicoriGYMとnicori整骨院を運営)。 現在はプロ野球球団の監督として采配をふるう、元プロ野球選手工藤公康氏の元トレーナー。

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