経営

治療技術だけでは売り上げが上がらない理由

はじめに

本日は「治療技術だけでは売り上げが上がらない理由」と「痛みの専門家が症状を改善できない理由」というテーマでお伝えします。私たち柔道整復師や整体師は、人を助けることに情熱を持っています。しかし、治療技術だけでは売り上げを伸ばし、持続可能なビジネスを築くことは難しいのが現実です。今回はこの問題について、具体的な解決策を含めて深掘りしていきます。

治療技術の限界

私たちは日々、困っている人を助けることに喜びを感じますが、治療技術だけではビジネスとして成立しづらい面があります。治療技術が高くても、それを維持するための収益が伴わなければ、長期的には困っている多くの人々を助け続けることが難しくなります。特に私たちの業界では、技術向上と同時に経済的な持続性も求められます。

症状改善だけではない、患者の深層心理

表面的な痛みや不快感を取り除くことは、私たちの基本的な役割ですが、患者さんが本当に求めているものはしばしばそれ以上のものです。根本的な問題や潜在的なニーズに対応できていないために、治療効果が表面的なものに留まり、結果として患者さんが継続して通院する動機が低下してしまいます。

問診とカウンセリングの重要性

問診やカウンセリングでは、患者さんの顕在的なニーズだけでなく、潜在的なニーズを理解することが重要です。多くの患者さんは、自分でも気づいていない深い悩みや不安を抱えています。これらを見逃すことなく、適切に対応することで、患者さんの真の改善につながり、リピート率の向上や新たな患者さんの紹介にも繋がります。

潜在的なニーズの発見方法

潜在的なニーズを発見するためには、通常の問診を超えた深い聞き取りが必要です。具体的には、「この痛みがなければ何ができるようになりますか?」や「痛みが続くとどうなることが心配ですか?」など、患者さんの日常生活や心理状態に焦点を当てた質問を行います。

結論:治療技術とビジネスの融合

治療技術をさらに発展させるとともに、それを支えるビジネスモデルを確立することが、私たちの職業においては非常に重要です。患者さん一人一人の深いニーズに応えることができれば、それが最終的には売り上げ向上につながり、持続可能な治療業務の実現に寄与します。

このアプローチを通じて、単に治療技術を提供するだけでなく、患者さんの真のQOL(Quality of Life)の向上に貢献することを目指しています。今後も、技術の向上とビジネスの健全な発展を同時に進めていくことで、より多くの人々に寄り添うことができると信じています。

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長島康之

長島康之

健康であれば、何でもできる。

長島康之 (ナガシマヤスユキ):柔道整復師(国家資格)。 株式会社nicori代表取締役(nicoriGYMとnicori整骨院を運営)。 現在はプロ野球球団の監督として采配をふるう、元プロ野球選手工藤公康氏の元トレーナー。

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